【もう一人の自分と気持ちを押し付け合い】
どうもみとみです。
岡山での暮らしもだんだん慣れてきました。
車で帰宅した時の星空がとても綺麗でいつも疲れを癒しています。
引っ越す前は車で通勤しなくてはいけなかったり不便そうと思っていたのですが、満員電車に乗る必要がなかったり道路も空いていたりと、意外と暮らしやすいことに驚いています。
さて、今日紹介する本は「弱さに一瞬で打ち勝つ無敵の言葉」です。
この本は、アメリカ建国の父と呼ばれ、ワンピ―スの主人公のルフィのモデルとされている「ベンジャミン・フランクリン」が自分を律するための名言格言を解説付きで記した本です。
読んでいて今の僕に響いたページを紹介していきます。
・ついたウソのぶんだけ消えるもの
ー「自分自身を騙すことが、
この世でいちばん簡単なことだ。」ー
新卒社会人として働いて3週間が経ちました。
当然ながら分からないことやできないことが多く、自分でも悔しい思いをしたり、先輩から指摘されたり叱られたりしています。
その時に感じたことは、その場その時の感情に違いがあるということです。
「たしかにそうだ」と、素直に受け取り自分を律するときもあれば、
「それは分かるんだけど、でも」と飲み込めない時や、
「それは僕には当てはまらないんじゃないか」と否定している時もあります。
家に帰って振り返っている時も
「ここがあまりよくなかったから、明日は改善しよう」という日もあれば
「自分は悪くない」とごまかしている日もありました。
仲間が活躍している姿をFacebook上で見ている時も
素直に応援している時もあれば
あの人に比べて自分はダメなんじゃないか、とかを思っている時もありました。。
素直に受け取ることができる時もあれば
どこかで否定してしまっている時もある。
それはいったい何故なのか。
僕は、「自分が今感じている気持ちを、受け取ることが怖くて拒否しているのではないか」と思っています。
例えるなら、心の中のもう一人の自分と
「お前が受け取れよ」「いやお前が」と押し付け合いをしているような。。
持っていたくないものを持っている時や、どこに置いていいか分からないものを持っている時ってあんまりいい気分ではないですよね。
それと同じ感覚なのかな、と。
受け取りたくない原因は色々あると思いますが、共通していえるのは、「自分が拘りたいもの、自分のアイデンティティが否定される気がするから」な気がします。
「完璧な仕事をしたい」と責任感を持っているから、ミスを認めたくない。
「もっとよくなりたい」と思っているから、成長している同志と比べて足踏みしている自分が許せない。
もやもやしている気持ちがあるのは、裏を返せば「何かを求めていて目指している」ことでもあると僕は信じています。
だからその気持ちを受け止める心構えをすることが大事ですね。
・人として恥ずかしいこと
ー「知らないのは
習う気がないほど恥ずかしくはない。」
どうしても受け取りたくない気持ちを、ごまかしたりなかったことにしてしまうことは誰しもあると思います。
手に入れたいもの、目指しているものがあるほど、そこに向かえていない自分が嫌でしょうがなくて、認めたくないですよね。僕はそうでした。
ただ、目を逸らすということは、その気持ちの奥にある自分の本音に気づくことができないということでもあります。
僕もつい最近、どうしてもその場で受け取り切れなかったことがありました。
自分の出した料理にリテイクが入ってしまい、「それぐらいいいじゃないか」とその時は思っていました。
でも落ち着いて今考えると、むしろ「そこまで拘って綺麗な料理を出したい」と思っていたからこそ、出てきた感情でした。
もう一人の自分が拒否してしまった感情を受け止めるということは、自分の本音を知る機会だと僕は信じています。
時には受け止めきれなくて倒れる時もあると思います。
それでも、自分が投げたボールを取ってもらえると嬉しいように、自分の本音を受けとめられた時に自信がついていきます。
自分の気持ちに正直に生きていたいですね。
ではでは。